矯正装置について
矯正治療に用いられる装置には様々な種類があり、一人一人不正の状態や治療開始時期から判断して最も効果的と考えられる装置を選択して治療を進めてまいります。
装置には大きく分けて固定式装置(自分で取り外しのできない装置)と、可撤式装置(自分で取り外しのできる装置)があります。以下に写真と簡単な説明を載せてありますので、興味のある方はご覧になってみてください。
固定式(自分で取り外しのできない)装置について
固定式装置にも比較的シンプルなものから複雑なものまで各種あります。ここでは、マルチブラケット装置という代表的な装置をご紹介いたします。
永久歯が生え揃っていると、多くの場合マルチブラケットという装置を使って治療を進めていくことになります。固定式装置の代表的なものがこの装置で、皆さんも雑誌の記事やご友人の方が装着なさっているのをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
当院では、犬歯から犬歯までの6本の前歯(上下で12本)に、メタル(従来からある、金属を素材にしたもの)とクリア(強化プラスチックに類する材料からできた、歯に近い色調のもの)、さらに特殊なタイプのデーモンブラケットという3種類の装置を用意し、特別の場合を除き患者様に自由にお選びいただいております。
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長所は、なんといっても強度的に優れ、割れたり欠けたりといったことがほぼ100%無いことです。また歯を動かすためのワイヤーも同じ金属でできているため摩擦が少なく、歯が動きやすいという利点もあります。この装置の短所はただ一つ、クリアタイプのブラケットに比べてやや目立つことです。 |
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クリアブラケットの最大の長所は審美的に優れているということです。色調が歯の色と似ているため、目立ちにくいのです。短所としては、メタルに比べ材質の強度が弱いため、一部欠けたり磨耗したりといったことが比較的起こりやすいです。またワイヤーとのすべりがメタルに比べて劣る(摩擦がやや大きい)ため、若干ですが歯の移動が遅くなるケースもあるようです。 |
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「デーモンシステム」という治療方法に用いられるブラケットで、ワイヤーを通すスロット(凹み)部分にシャッター状のフタを組み込むことにより、歯の移動の妨げになる装置の摩擦を大幅に減じる工夫がなされています。
弱い力で効率的に歯を移動することができるといわれており、治療期間の短縮が期待できますが、すべての症例に適しているシステムではありません。 |
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どうしても歯の表面に装置を付けるのは抵抗があるという方は、裏側に装置を付けることも出来ます。当院では、Incognito(インコグニト)という、ブラケットを患者様ごとに完全にカスタマイズして製作・装着する最先端の舌側矯正装置の他、数種類のシステムが適用可能です。ただし、不正の状態や年齢、通院できる時間帯によっては、裏からの治療をお断りする場合もございますのでご了承下さい。 |
可撤式(自分で取り外しできる)装置について
可撤式装置はまだ永久歯が完全に生えそろっていない時期に行う治療や、固定式装置の補助的な装置として用いられることが多いです。自分ではめたり外したりできるので歯磨きなどは楽ですが、使用時間が短いとなかなか効果が現れません。
ここでは、いくつかの装置を簡単にご紹介しましょう。
| 装置の中央部分にネジが埋め込まれており、この部分をゆっくり拡げていくことで狭い歯並びを拡大していきます。 |
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| ファンクショナルアプライアンス(機能的顎矯正装置) |
| 上あごと下あごの関係に不調和がある場合(上顎前突など)、成長発育を利用しながら不正を骨格的に改善していきます。 |
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| 前歯の反対咬合を改善するための装置で、下の歯に邪魔されないように上の歯を前方に移動させる効果があります。 |
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この装置も自分で着脱できますが、基本的に成人の方に用いられます。固定式のブラケットを装着する代わりに、写真のような透明のマウスピースを1日約20時間装着することにより歯を動かしていきます。マウスピースは歯の移動に伴って段階的に交換していきますが、通常数十セットのマウスピースが必要になります。
非常に新しく、また特殊な治療法になるため、この方法を適用できるかどうか慎重な診断が欠かせません。 |
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他にも上顎前突の方に用いるヘッドギアや、骨格的な下顎前突(受け口)の傾向がある方にご使用いただく、下顎の成長を抑えたり上顎の成長を促す装置などがあり、目的に応じて多様な使い分けがなされます。
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